オセロ 基本戦術

中割り

中盤では、自分の打てる場所の数が多い方が有利な場合が多いです。打てる場所の数が少ないと、打ちたくない場所(隅の隣など)に打たされるからです。中割りは、自分の打てる場所の数を多くし、相手の打てる場所の数を少なくする戦術です。

図を見て下さい。黒の番です。

中割り

この局面では、黒は白に囲まれています。結論から言うと、この局面は黒優勢です。オセロでは、囲碁とは逆に、囲まれている方が有利な場合が多いのです。その理由は、囲まれている方が、打てる場所の数が多いからです。この局面では、どこに打つのが良いでしょうか。正解は、d6の中割りです。d6に打つことによって、黒の石の数は増えますが、黒の打てる場所の数が増え、白の打てる場所の数は減り、白はb2にしか打てなくなるので、d6は良い手なのです。

さて、この局面では、白は右側に全く打てません。外側に黒が全くなく、白で覆われているからです。このような状態を、といいます。自分の色の壁は、囲碁では良形ですが、オセロでは、自分の色の壁の側には打てないので悪形です。自分の色の壁はなるべく作らず、相手の色の壁はなるべく破らないように打つことも、重要なコツです。例えば、石の数を少なく保つことにこだわってg6に打って壁を破るのは、白の打てる場所の数を増やしてしまう悪手です。

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